高崎市議会 2021-12-14
令和 3年 12月 定例会(第5回)−12月14日-05号
令和 3年 12月 定例会(第5回)−12月14日-05号令和 3年 12月 定例会(第5回)
令和3年第5回
高崎市議会定例会会議録(第5日)
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令和3年12月14日(火曜日)
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議 事 日 程 (第5号)
令和3年12月14日午後1時開議
第 1 議案第121号 公の施設(高崎市
金古運動広場)の指定管理者の指定について
議案第122号 公の施設(高崎市
シルバーセンター田町)の指定管理者の指定について
議案第123号 公の施設(
観音山駐車場)の指定管理者の指定について
議案第124号 高崎市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について
議案第125号 高崎市
福祉医療費助成条例の一部改正について
議案第126号 高崎市
国民健康保険条例の一部改正について
議案第127号 高崎市
市街化調整区域における開発行為の許可の基準に関する条例の一部改正について
議案第128号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第9号)
議案第129号 令和3年度高崎市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第130号 令和3年度高崎市
介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第131号 令和3年度高崎市
牛伏ドリームセンター事業特別会計補正予算(第1号)
議案第132号 令和3年度高崎市
水道事業会計補正予算(第1号)
議案第133号 令和3年度高崎市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)
議案第134号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第10号)
第 2 請願第 5 号 学校給食費の無料化を求めることについて
請願第 6 号 安全・安心の医療・介護・福祉を確立し国民のいのちと健康を守るための国に対する意見書の採択について
請願第 7 号 「
土地利用規制法」に基づく注視区域の指定に当たり地元自治体の意見聴取を求める意見書の採択について
第 3 報告第 11 号 専決処分の報告について
第 4 議案第135号 交通事故による損害賠償に関する和解及びその損害賠償の額を定めることについて
第 5 議案第136号
人権擁護委員候補者の推薦について
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本日の会議に付した事件
(議事日程に同じ)
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出席議員(38人)
1番 大 河 原 吉 明 君 2番 青 木 和 也 君
3番 荒 木 征 二 君 4番 谷 川 留 美 子 君
5番 中 村 さ と 美 君 6番 三 井 暢 秀 君
7番 丸 山 芳 典 君 8番 樋 口 哲 郎 君
9番 伊 藤 敦 博 君 10番 中 島 輝 男 君
11番 清 水 明 夫 君 12番 後 藤 彰 君
13番 小 野 聡 子 君 14番 片 貝 喜 一 郎 君
15番 依 田 好 明 君 16番 新 保 克 佳 君
17番 時 田 裕 之 君 18番 林 恒 徳 君
19番 大 竹 隆 一 君 20番 根 岸 赴 夫 君
21番 堀 口 順 君 22番 飯 塚 邦 広 君
23番 渡 邊 幹 治 君 24番 逆 瀬 川 義 久 君
25番 長 壁 真 樹 君 26番 白 石 隆 夫 君
27番 丸 山 覚 君 28番 柄 沢 高 男 君
29番 松 本 賢 一 君 30番 石 川 徹 君
31番 後 閑 太 一 君 32番 後 閑 賢 二 君
33番 三 島 久 美 子 君 34番 高 橋 美 奈 雄 君
35番 丸 山 和 久 君 36番 柴 田 正 夫 君
37番 柴 田 和 正 君 38番 田 中 治 男 君
────────────────────────────────────────────
欠席議員(なし)
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説明のため出席した者
市長 富 岡 賢 治 君 副市長 兵 藤 公 保 君
副市長 齋 藤 逹 也 君 総務部長 曽 根 光 広 君
財務部長 南 雲 孝 志 君 市民部長 山 田 史 仁 君
福祉部長 吉 井 仁 君
福祉部子育て支援担当部長
星 野 守 弘 君
保健医療部長 水 井 栄 二 君 環境部長 石 原 正 人 君
商工観光部長 福 島 貴 希 君 農政部長 真 下 信 芳 君
建設部長 奥 野 正 佳 君 都市整備部長 内 田 昌 孝 君
倉渕支所長 塚 越 好 博 君 箕郷支所長 新 井 修 君
群馬支所長 松 本 伸 君 新町支所長 御 園 生 敏 寿 君
榛名支所長 太 田 直 樹 君 吉井支所長 川 嶋 昭 人 君
会計管理者 志 田 登 君 教育長 飯 野 眞 幸 君
教育部長 小 見 幸 雄 君
教育部学校教育担当部長
山 崎 幹 夫 君
選挙管理委員会事務局長(併任)
代表監査委員 小 泉 貴 代 子 君
曽 根 光 広 君
監査委員事務局長吉 井 秀 広 君
上下水道事業管理者
新 井 俊 光 君
水道局長 福 島 克 明 君 下水道局長 松 田 隆 克 君
消防局長 植 原 芳 康 君
文化財保護課長 角 田 真 也 君
────────────────────────────────────────────
事務局職員出席者
事務局長 大 河 原 博 幸 庶務課長 八 木 秀 明
議事課長 坂 口 圭 吾 議事課長補佐(兼)議事担当係長
門 倉 直 希
議事課主査 浅 原 良 太
議事課主任主事 清 水 達 哉
────────────────────────────────────────────
△開議
午後 1時00分開議
○議長(白石隆夫君) これより本日の会議を開きます。
本日の会議は、議席に配付いたしました議事日程(第5号)に基づき議事を進めます。
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△日程第1 議案第121号 公の施設(高崎市
金古運動広場)の指定管理者の指定について
議案第122号 公の施設(高崎市
シルバーセンター田町)の指定管理者の指定について
議案第123号 公の施設(
観音山駐車場)の指定管理者の指定について
議案第124号 高崎市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について
議案第125号 高崎市
福祉医療費助成条例の一部改正について
議案第126号 高崎市
国民健康保険条例の一部改正について
議案第127号 高崎市
市街化調整区域における開発行為の許可の基準に関する条例の一部改正について
議案第128号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第9号)
議案第129号 令和3年度高崎市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第130号 令和3年度高崎市
介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第131号 令和3年度高崎市
牛伏ドリームセンター事業特別会計補正予算(第1号)
議案第132号 令和3年度高崎市
水道事業会計補正予算(第1号)
議案第133号 令和3年度高崎市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)
議案第134号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第10号)
○議長(白石隆夫君) 日程第1、議案第121号 公の施設(高崎市
金古運動広場)の指定管理者の指定についてから議案第134号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第10号)、以上14議案を一括して議題といたします。
本案は、去る11月30日及び12月6日に総務、教育福祉、市民経済、建設水道の各常任委員会にそれぞれ付託いたしました。このほど審査を終了し、各委員長から審査報告書が提出されましたので、報告を求めます。
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令和3年12月14日
高崎市議会議長 白 石 隆 夫 様
総務常任委員会委員長 後 閑 賢 二
教育福祉常任委員会委員長 林 恒 徳
市民経済常任委員会委員長 後 藤 彰
建設水道常任委員会委員長 清 水 明 夫
委員会の審査報告書
令和3年11月30日及び12月6日に委員会付託された下記事件を審査の結果、裏面のとおり決定したので、会議規則第109条の規定により報告します。
記
議案第121号 公の施設(高崎市
金古運動広場)の指定管理者の指定について
議案第122号 公の施設(高崎市
シルバーセンター田町)の指定管理者の指定について
議案第123号 公の施設(
観音山駐車場)の指定管理者の指定について
議案第124号 高崎市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について
議案第125号 高崎市
福祉医療費助成条例の一部改正について
議案第126号 高崎市
国民健康保険条例の一部改正について
議案第127号 高崎市
市街化調整区域における開発行為の許可の基準に関する条例の一部改正について
議案第128号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第9号)
議案第129号 令和3年度高崎市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第130号 令和3年度高崎市
介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第131号 令和3年度高崎市
牛伏ドリームセンター事業特別会計補正予算(第1号)
議案第132号 令和3年度高崎市
水道事業会計補正予算(第1号)
議案第133号 令和3年度高崎市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)
議案第134号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第10号)
───────────────────────────────
付託議案の委員会審査結果
〇
総務常任委員会
┌───────┬───────────────────────────────┬─────┐
│ 議 案 番
号 │ 件 名 │ 審査結果 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第121号│公の施設(高崎市
金古運動広場)の指定管理者の指定について │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第124号│高崎市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第128号│令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第9号)(
所管部分) │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第131号│令和3年度高崎市
牛伏ドリームセンター事業特別会計補正予算(第1│ 全会一致 │
│ │号) │ 可 決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第134号│令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第10号)(
所管部分) │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
└───────┴───────────────────────────────┴─────┘
〇
教育福祉常任委員会
┌───────┬───────────────────────────────┬─────┐
│ 議 案 番
号 │ 件 名 │ 審査結果 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第122号│公の施設(高崎市
シルバーセンター田町)の指定管理者の指定につい│ 全会一致 │
│ │て │ 可 決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第128号│令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第9号)(
所管部分) │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第130号│令和3年度高崎市
介護保険特別会計補正予算(第2号) │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第134号│令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第10号)(
所管部分) │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
└───────┴───────────────────────────────┴─────┘
〇
市民経済常任委員会
┌───────┬───────────────────────────────┬─────┐
│ 議 案 番
号 │ 件 名 │ 審査結果 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第123号│公の施設(
観音山駐車場)の指定管理者の指定について │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第125号│高崎市
福祉医療費助成条例の一部改正について │ 賛成多数 │
│ │ │ 可 決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第126号│高崎市
国民健康保険条例の一部改正について │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第128号│令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第9号)(
所管部分) │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第129号│令和3年度高崎市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
└───────┴───────────────────────────────┴─────┘
〇
建設水道常任委員会
┌───────┬───────────────────────────────┬─────┐
│ 議 案 番
号 │ 件 名 │ 審査結果 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第127号│高崎市
市街化調整区域における開発行為の許可の基準に関する条例の│ 全会一致 │
│ │一部改正について │ 可 決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第128号│令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第9号)(
所管部分) │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第132号│令和3年度高崎市
水道事業会計補正予算(第1号) │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第133号│令和3年度高崎市
公共下水道事業会計補正予算(第1号) │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第134号│令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第10号)(
所管部分) │ 全会一致 │
│ │ │ 可 決 │
└───────┴───────────────────────────────┴─────┘
───────────────────────────────
(
総務常任委員会委員長 後閑賢二君登壇)
◎
総務常任委員会委員長(後閑賢二君) それでは、
総務常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第121号 公の施設(高崎市
金古運動広場)の指定管理者の指定についてほか4議案については、去る11月30日及び12月6日の本会議において本委員会に付託され、12月8日午前10時から審査を行いました。
質疑・答弁の主な内容ですが、議案第121号 公の施設(高崎市
金古運動広場)の指定管理者の指定についてでは、募集方法と選定の理由について質疑があり、募集については、規則に基づき公告及び
市ホームページで公募を行った。
指定管理者選定委員会において、申請のあった1者に対し審査を行い、その提案内容や管理方法などを総合的に判断した。また、施設の安全管理や緊急時、災害時の体制を整備し、感染対策として看護資格を有する職員を配置するなど、組織管理に取り組む姿勢が認められたことも選定理由の一つであるとの答弁がありました。
議案第128号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第9号)の所管部分、歳出9款消防費では、
災害対策事業における備品購入費の具体的な内容について質疑があり、避難所の停電対策やプライバシーの確保を図るため、
カセットボンベ式の発電機、LED投光器、コードリール、ルームテントなどの資機材を購入するもので、市内の小・中学校を中心とした指定避難所85か所に配備する予定であるとの答弁がありました。
また、
再編関連訓練移転等交付金の内容について質疑があり、普天間飛行場に所在する
米軍オスプレイを使用した
日米共同訓練が実施された場合に、訓練が行われた防衛施設が所在する自治体に対して交付されるもので、本市では昨年12月に
日米共同訓練が実施され、オスプレイが訓練に参加したことにより、今年度に交付されたとの答弁がありました。
さらに、交付金の使途について、備品購入以外にはどのようなものが対象となるのかとの質疑があり、対象となる事業は防衛省との協議によるもので、基本的には明確に対象外とされる使途はないが、新規事業に使用することや年度内に使い切るようにとの指示はあるとの答弁がありました。
以上が質疑・答弁の主な内容です。
続いて、採決の結果について御報告いたします。議案第121号、議案第124号、議案第128号の所管部分、議案第131号及び議案第134号の所管部分は、起立採決の結果、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会における審査の経過と結果を述べまして、報告といたします。
(
教育福祉常任委員会委員長 林 恒徳君登壇)
◎
教育福祉常任委員会委員長(林恒徳君) それでは、
教育福祉常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第122号 公の施設(高崎市
シルバーセンター田町)の指定管理者の指定についてほか3議案については、去る11月30日及び12月6日の本会議において本委員会に付託され、12月8日午後1時30分から審査を行いました。
質疑・答弁の主な内容ですが、議案第128号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第9号)の所管部分、歳出3款民生費では、障害児通所給付費の増額理由について質疑があり、増額の主な理由は児童発達支援サービスや放課後等デイサービスの利用者数が増加していることである。中でも一番大きい部分は就学児を対象としたサービスである放課後等デイサービスであり、6億8,000万円のうちの4億8,000万円を占めているとの答弁がありました。
4款衛生費では、新型コロナウイルス予防接種事業について、3回目のワクチン接種はいつ頃になるのかとの質疑があり、先行接種から8か月が経過している医療関係者は、既に12月1日から全国的に接種が始まっており、市内でも高崎総合医療センターが12月3日から接種を始めている。一般の市民の接種については、1月上旬から予約が取れるように接種券を発送し、2月からの接種開始を予定しているとの答弁がありました。
10款教育費では、アスベスト含有調査委託料の内容について質疑があり、大気汚染防止法の一部改正により、来年度から一定規模以上の建築物の工事を行う際には事前にアスベストの含有調査の報告を行うことが義務化された。それに伴い、今後のトイレの洋式化工事を見込んでいる学校の調査経費を計上するものであるとの答弁がありました。
債務負担行為の補正では、防災頭巾購入費に債務負担行為を設定した理由について質疑があり、これまで年度当初の配付ができなかったが、債務負担行為を設定することで前年度から入札手続を進められるため、新年度に入って速やかに防災頭巾を配付することができるようになると考えているとの答弁がありました。
議案第134号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第10号)の所管部分、歳出3款民生費では、子育て世帯等臨時特別支援事業の制度の概要と対象者について質疑があり、国の経済対策を受け、子育て世帯の生活を支援するため、18歳以下の児童がいる世帯のうち所得が一定額未満の世帯に対し、児童1人につき5万円の現金給付と5万円相当のクーポン、合わせて10万円相当の給付を行う事業である。今回の補正では、5万円の現金給付のうち国が予備費で予算措置済みである中学生以下への支給分を計上している。支給対象者は、児童手当の給付を受けており、令和2年分の所得が児童手当の所得制限限度額未満の方で、約2万6,000人を見込んでいるとの答弁がありました。
以上が質疑・答弁の主な内容です。
続いて、採決の結果について御報告いたします。議案第122号、議案第128号の所管部分、議案第130号及び議案第134号の所管部分は、起立採決の結果、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会における審査の経過と結果を述べまして、報告といたします。
(
市民経済常任委員会委員長 後藤 彰君登壇)
◎
市民経済常任委員会委員長(後藤彰君) それでは、
市民経済常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第123号 公の施設(
観音山駐車場)の指定管理者の指定についてほか4議案については、去る11月30日の本会議において本委員会に付託され、12月9日午前10時から審査を行いました。
質疑・答弁の主な内容ですが、議案第125号 高崎市
福祉医療費助成条例の一部改正についてでは、条例改正を行う趣旨について質疑があり、群馬県が設置した検討会において、公平性の確保や国が進める応能負担の方向性、また制度の持続可能性を踏まえ、重度心身障害者の医療費助成について所得制限の導入を行うべきであるという方向性が出されたことを受け、助成対象額の2分の1を負担する群馬県では、この医療費助成を見直すこととなったため、県内全市町村が足並みをそろえ、令和5年8月から一斉に所得制限を導入し、一定の所得がある方については負担をお願いしようとするものであるとの答弁がありました。
また、この医療費助成の対象となっている方は何人ぐらいいて、改正によって対象から外れる方は何人ぐらいになるのかとの質疑があり、対象となっている方は現在約7,300人おり、群馬県が行った試算では所得制限の導入により約4%の方が影響を受けると見込まれていることから、これを基に試算すると、約290人の方が影響を受けると見込まれるとの答弁がありました。
議案第128号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第9号)の所管部分、歳出4款衛生費では、高浜クリーンセンター事業の補正額の内容について質疑があり、ごみピットから焼却炉へごみを投入するためのクレーンの修繕及び焼却炉内の各所修繕を行うためのものであるとの答弁がありました。
7款商工費では、クラインガルテン、はまゆう山荘及びゆうすげ元湯の各施設の指定管理料を増額する理由について質疑があり、新型コロナウイルス感染症の影響により相次ぐ予約のキャンセルなど、依然厳しい経営を強いられることとなり、当初の指定管理料のみでは今年度の運営に支障が出ると想定されることから、その減収分を補正予算として計上したものであるとの答弁がありました。
以上が質疑・答弁の主な内容です。
続いて、採決の結果について御報告いたします。議案第123号、議案第126号、議案第128号の所管部分及び議案第129号は起立採決の結果、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。また、議案第125号は起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会における審査の経過と結果を述べまして、報告といたします。
(
建設水道常任委員会委員長 清水明夫君登壇)
◎
建設水道常任委員会委員長(清水明夫君) それでは、
建設水道常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第127号 高崎市
市街化調整区域における開発行為の許可の基準に関する条例の一部改正についてほか4議案については、去る11月30日及び12月6日の本会議において本委員会に付託され、12月9日午後1時30分から審査を行いました。
質疑・答弁の主な内容ですが、議案第128号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第9号)の所管部分、歳出8款土木費では、道路冠水表示システム設置工事はどのようなシステムで、どこに設置するのかとの質疑があり、前橋インターチェンジ周辺にある地下道に道路冠水が発生したときに、自動で遮断機が作動して車両の進入を防ぐシステムを設置するとの答弁がありました。
また、高崎駅西口周辺土地区画整理事業費を高崎操車場跡地周辺土地区画整理事業費に振り替える理由について質疑があり、高崎駅西口周辺地区については地権者と粘り強く交渉を続けているが、年度内の予算執行が困難であることから、事業費を高崎操車場跡地周辺土地区画整理事業へ振り替えるものであるとの答弁がありました。
議案第134号 令和3年度高崎市
一般会計補正予算(第10号)の所管部分、歳出8款土木費では、吉井中央公園整備工事の補正内容について質疑があり、防衛省に野球場整備に係る経費を令和4年度予算として要望していたが、令和3年度での補助金内示があったため、補正予算に計上したものであるとの答弁がありました。
また、豊岡新駅(仮称)設置文化財発掘経費の調査場所について質疑があり、今回の発掘調査は駅前広場用地の発掘であるとの答弁がありました。
以上が質疑・答弁の主な内容です。
続いて、採決の結果について御報告いたします。議案第127号、議案第128号の所管部分、議案第132号、議案第133号及び議案第134号の所管部分は、起立採決の結果、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会における審査の経過と結果を述べまして、報告といたします。
○議長(白石隆夫君) 以上で各委員長の報告は終わりました。
これより各委員長の報告に対する質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告に基づき、9番 伊藤敦博議員の発言を許します。
(9番 伊藤敦博君登壇)
◆9番(伊藤敦博君) 議席番号9番 伊藤敦博です。通告に基づきまして、議案第125号、これに対する反対討論を行います。
本議案は、これまで群馬県と各市町村が折半で負担している福祉医療費助成において、重度心身障害者及び高齢重度障害者の助成制度を後退させる内容で、これまで無料だった医療費を自己負担する、そういう変更になっています。そもそも福祉医療費助成制度は、弱者の医療費負担を軽減することを目的に、子ども、障害者、母子・父子家庭を対象に進められてきました。しかし、平成29年2月に設置された群馬県福祉医療制度在り方検討会において、公平性の確保や国が進める応能負担の方向性、制度の持続性を踏まえ、重度心身障害者の医療費助成について所得制限の導入を行うという方向で、先ほど委員長報告がありましたように令和5年8月から県内全市町村が一斉に導入するものというふうになっています。
所得制限については特別障害者手当に準拠し、受給資格者本人の場合、所得で年約360万円、収入の目安が約518万円となりますけれども、先ほど報告にもありましたが、現在受給されている7,300人のうち、市の試算ではその4%の290名の市民の方が影響を受けるというふうにされています。そして、その影響額は総額で年間4,300万円、単純計算ではこれまで無料だった方でも1人当たり年間14万8,000円の窓口負担が発生することになります。通常に生活することすら大変困難な障害者の皆さんにさらに医療費の負担を加えることは、たとえ所得制限を設けたとしても、障害者本人だけでなく介護されている御家族にとっても、非常に冷たい仕打ちと言わざるを得ません。
この間、国において高齢者の医療費の窓口負担など、一定の所得のある方について自己負担を増やすやり方が横行していますが、そもそも収入のある方は、年金収入も含めて所得に応じた所得税などを負担しています。公平性の確保を言うのであれば、所得税率が逆転している富裕層や様々な補助金によって膨大な利益を上げている大企業に分相応な負担を求めるべきだと考えます。
現在高齢化率が高まり、福祉や医療への財政支出が増加する中とはいえ、弱者をターゲットにした福祉医療の切捨ては許し難いと考えます。こうした考え方を進めるならば、次は群馬県が子育て支援策として全国から高く評価されている中学生までの子どもの医療費無料化、これも切り崩されることになりかねません。
地方自治法第1条の2には、地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本とするとあります。その精神に逆行している本議案に対しまして、日本共産党議員団を代表して、反対の討論とさせていただきます。
○議長(白石隆夫君) 以上で通告に基づく討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。────討論を終結いたします。
これより採決を行います。
最初に、議案第121号から議案第124号、以上4議案を一括して採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決です。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(白石隆夫君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第121号、議案第122号、議案第123号及び議案第124号は、いずれも原案のとおり可決されました。
次に、議案第125号を起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決です。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(白石隆夫君) 起立多数です。
よって、議案第125号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第126号から議案第134号、以上9議案を一括して採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決です。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(白石隆夫君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第126号、議案第127号、議案第128号、議案第129号、議案第130号、議案第131号、議案第132号、議案第133号及び議案第134号は、いずれも原案のとおり可決されました。
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△日程第2 請願第5号 学校給食費の無料化を求めることについて
請願第6号 安全・安心の医療・介護・福祉を確立し国民のいのちと健康を守るための国に対する意見書の採択について
請願第7号 「
土地利用規制法」に基づく注視区域の指定に当たり地元自治体の意見聴取を求める意見書の採択について
○議長(白石隆夫君) 日程第2、請願第5号 学校給食費の無料化を求めることについてから請願第7号 「
土地利用規制法」に基づく注視区域の指定に当たり地元自治体の意見聴取を求める意見書の採択について、以上3件を一括して議題といたします。
本件は、去る11月30日に教育福祉及び建設水道の各常任委員会にそれぞれ付託いたしました。このほど審査を終了し、各委員長から審査報告書が提出されましたので、報告を求めます。
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令和3年12月14日
高崎市議会議長 白 石 隆 夫 様
教育福祉常任委員会委員長 林 恒 徳
委員会の審査報告書
本委員会に付託された請願の審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第142条の規定により報告します。
記
1 件 名 請願第5号 学校給食費の無料化を求めることについて
2 請 願 者 高崎市飯塚町205
学校給食費の無料化をめざす高崎の会 代表 戸川 節子
3 審査年月日 令和3年12月8日
4 審査結果 不採択とすべきもの
5 意 見 願意の趣旨に沿いかねる。
6 請願の措置 本委員会は、上記請願審査の結果、本会議において審査結果の旨を報告するものと決定した。
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令和3年12月14日
高崎市議会議長 白 石 隆 夫 様
教育福祉常任委員会委員長 林 恒 徳
委員会の審査報告書
本委員会に付託された請願の審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第142条の規定により報告します。
記
1 件 名 請願第6号 安全・安心の医療・介護・福祉を確立し国民のいのちと健康を守るため
の国に対する意見書の採択について
2 請 願 者 前橋市本町3−9−10
群馬県医療労働組合連合会 中央執行委員長 出浦 匠人
3 審査年月日 令和3年12月8日
4 審査結果 不採択とすべきもの
5 意 見 願意の趣旨に沿いかねる。
6 請願の措置 本委員会は、上記請願審査の結果、本会議において審査結果の旨を報告するものと決定した。
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令和3年12月14日
高崎市議会議長 白 石 隆 夫 様
建設水道常任委員会委員長 清 水 明 夫
委員会の審査報告書
本委員会に付託された請願の審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第142条の規定により報告します。
記
1 件 名 請願第7号 「
土地利用規制法」に基づく注視区域の指定に当たり地元自治体の意見
聴取を求める意見書の採択について
2 請 願 者 高崎市倉賀野町1950−2
高崎革新懇話会 代表 小笠原 真明
高崎市東町159
高崎平和委員会 代表 田中 進
3 審査年月日 令和3年12月9日
4 審査結果 不採択とすべきもの
5 意 見 願意の趣旨に沿いかねる。
6 請願の措置 本委員会は、上記請願審査の結果、本会議において審査結果の旨を報告するものと決定した。
───────────────────────────────
(
教育福祉常任委員会委員長 林 恒徳君登壇)
◎
教育福祉常任委員会委員長(林恒徳君) それでは、
教育福祉常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
請願第5号 学校給食費の無料化を求めることについて及び請願第6号 安全・安心の医療・介護・福祉を確立し国民のいのちと健康を守るための国に対する意見書の採択については、去る11月30日の本会議において本委員会に付託され、12月8日午後1時30分から審査を行いました。
審査の主な内容ですが、請願第5号 学校給食費の無料化を求めることについてでは、憲法に義務教育は無償と明記されており、既に県内の12市町村が完全無料化、16市町村が一部無料化を実施している。まだ一部でも実施していないのは高崎市を含む7市町村で、人口20万人以上の市は本市だけである。また、子育て世代の親にとって学校給食は重要な要素になっており、学校給食が無料化になれば高崎市に住もうという子育て世帯も増えるのではないかと思うとの意見がある一方、憲法では学校給食費を無償とするとはされておらず、食材費や光熱費を全て負担するとなると年間約18億円かかることになり、その費用をどこから捻出するのかということも大きな問題だと思うとの意見や、将来的には無償化ということも考えられなくはないが、保護者の自覚ということも含めて、食材費だけは負担していただきたいとの意見、また低所得者対策としては就学援助制度があり、また生活保護世帯の方には給食費相当額もしっかりと手当てされているため、その辺りには対応できていると思うとの意見がありました。
請願第6号 安全・安心の医療・介護・福祉を確立し国民のいのちと健康を守るための国に対する意見書の採択についてでは、コロナ禍を通じて、安全・安心の医療・介護体制の重要性が確認されたが、従事する医師、看護師、介護職員などは諸外国と比べて極めて少ない。新型コロナ感染対策の教訓を生かして、国民の命と健康を守るために、今後の新たなウイルス感染症だけでなく、自然災害などが発生した場合に経済活動への影響を最小限に抑えるためにも、医療、介護、福祉、公衆衛生施策の拡充が喫緊の課題であるとの意見がある一方、本市では民間病院に依頼して、日高病院や黒沢病院でもコロナ患者の受入れを行っており、公的役割の重要性は認識している。また、第6波に備えて、感染症病床や集中治療室は確保目標を上回る病床数を県が確保するなど、しっかりと対応できているとの意見や、ある程度賛同できる点もあるが、世代間のことを考えると自己負担分の2割は払っていただくことが適当だと思うとの意見、また後期高齢者の方にも負担できる方には負担していただくという考え方でないと日本の社会保障は守れないのではないかと思うとの意見がありました。
以上が審査の主な内容です。
続いて、採決の結果について御報告いたします。請願第5号及び請願第6号では、起立採決の結果、いずれも賛成少数で不採択とすべきものと決しました。
以上、本委員会における審査の経過と結果を述べまして、報告といたします。
(
建設水道常任委員会委員長 清水明夫君登壇)
◎
建設水道常任委員会委員長(清水明夫君) それでは、
建設水道常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
請願第7号 「
土地利用規制法」に基づく注視区域の指定に当たり地元自治体の意見聴取を求める意見書の採択については、去る11月30日の本会議において本委員会に付託され、12月9日午後1時30分から審査を行いました。
審査の主な内容ですが、
土地利用規制法に対する附帯決議には、「注視区域及び特別注視区域の指定に当たっては、あらかじめ当該区域に属する住民の実情に知悉する地方公共団体の意見を聴取する旨を基本方針において定めること。」とある。また、生活関連施設についても附帯決議の中で、「政令で定めるに当たっては、本法の目的を逸脱しないようにするとともに、その対象を限定的に列挙すること。」となっており、法律においても、「重要施設又は国境離島等の機能を阻害する行為の用に供されることを防止するため」などとあり、その範囲を逸脱しない限定的なものになるのではないかというふうに思われるため、改めて意見書を提出する必要はないと考えるとの意見や、国会でこの法案を審議するに当たって大変大きな懸念する声が上がり、その経過から附帯決議が出されたと承知している。まずは、この附帯決議が誠実に実行されることが最大の関心事だと思うので、国会や委員会のほうで審議された上での附帯決議を超越したような形の意見書を提出するのは順番が違うのではないかとの意見、また、今回の請願は附帯決議の内容とほとんど同じだと思われ、あえて意見書を提出する必要はないと思われるとの意見がありました。
以上が審査の主な内容です。
続いて、採決の結果について御報告いたします。請願第7号は、起立採決の結果、起立なしで不採択とすべきものと決しました。
以上、本委員会における審査の経過と結果を述べまして、報告といたします。
○議長(白石隆夫君) 以上で各委員長の報告は終わりました。
これより各委員長の報告に対する質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告に基づき、順次発言を許します。
最初に、15番 依田好明議員の発言を許します。
(15番 依田好明君登壇)
◆15番(依田好明君) 議席番号15番 依田好明でございます。ただいま議題となりました請願第5号 学校給食費の無料化を求めることについて、日本共産党議員団を代表し、賛成討論を行います。
学校給食は、山形県の小学校で貧困児童を対象に昼食を与えたのが始まりと言われております。戦後子どもの栄養状態を改善するために始められ、食育として学校教育の重要な一環に位置づけられております。
本請願では、学校給食の無料化を求める根拠を述べています。第1に、憲法26条には義務教育は無償と明記されています。確かに学校給食法では、設置者と保護者の負担区分の中で、食材費は保護者負担を原則としていますが、ほかならぬ文部科学省自身が設置者の判断で保護者負担軽減や負担なしとすることは可能だとしております。つまり市町村が判断すれば、学校給食費を無料化することも認めているわけです。
第2には、県に給食費無料化を求め、県と市が負担を分担する形にしましょうという趣旨です。例えば県が半分を負担するなら、市の負担は半分で済むわけです。
第3には、本市が地元農家から安全な地場野菜などを調達している点は評価しますが、主食であるパンは輸入小麦で、有害な残留農薬が使われている場合もあり、無料化を実施後も含めて、安全・安心な食材を使った給食を続けていただきたいという趣旨です。
無料化しなくても就学援助があるから大丈夫という議論がありました。確かに義務教育の子どもの給食費、学用品代、修学旅行費などを援助する就学援助制度は、経済的な困難を抱える子どもに義務教育を保障するための命綱でありますが、準要保護者への国庫負担は削られてきています。また、就学援助が使えると分かっても申請しにくい状況もあり、満遍なく行き渡っているとは言えません。一律に学校給食費を無料化するほうが望ましいのです。
同じ趣旨の請願を何度も繰り返すべきではないとの議論がありました。しかし、憲法16条では、国民に国や地方自治体に対する請願権を保障しており、それは侵害すべきものではありません。しかも、前回から2年経過する間に給食費の無料化に踏み出す市町村がさらに増え、8割にも達しています。そんな中で、子育て世代が学校給食費の無料化を求めて声を上げるのは至極当然のことではないでしょうか。
さて、現在の日本では、子どもの貧困率が13.5%、7人に1人の子どもが貧困ライン以下で、特に独り親世帯の貧困率は48.1%です。昨年から続く新型コロナウイルス感染拡大の中で、学校の休校、休園などもあり、多くのパート、非正規で働く人たちの職が奪われております。独り親世帯をはじめ、子育て世帯は厳しい経済状態に陥っております。
そのような中で、県内の12市町村が完全無料化、16市町村が一部無料化を実施しております。2年前に比べ、完全無料化が1市町村、一部無料化も2市町村増え、全市町村の8割が完全または一部無料化に踏み切っています。すぐに完全無料化でなくても、一部からでも給食費無料化に踏み出すよう決断を求めます。
県内最大の都市であり、財政力も一番の本市であれば、決して無理な施策ではないと考えます。本市は自校方式を採用し、安全・安心な地場野菜なども使い、安全でおいしい給食ということで全国から注目されております。今度は、ぜひ子育て世代の経済的負担を軽減するために、学校給食費の無料化を実現するよう強く求めるものです。
以上を申し述べ、請願第5号 学校給食費の無料化を求めることについて、日本共産党議員団を代表し、全面的に賛成する立場での討論といたします。
続いて、ただいま議題となりました請願第6号 安全・安心の医療・介護・福祉を確立し国民のいのちと健康を守るための国に対する意見書の採択について、日本共産党議員団を代表し、賛成討論を行います。
新型コロナによる感染拡大は、発生から2年近く経過しました。この秋以降はワクチンの効果などもあり、コロナの感染者数はかなり少ない状況になっておりますが、新たにオミクロン株も広がりつつあり、第6波の感染拡大が懸念されております。
さて、今年春から夏にかけて、変異株による感染拡大の中で、感染症病床が満床で入院できず、十分な医療を受けられず、自宅や介護施設などで命を落とす方が多数出て、助けられる命を救えない医療崩壊が起きました。これは検査体制の軽視やオリンピック最優先という、コロナ対策だけでなく、その背景として、効率第一の社会保障費抑制政策の中で、長年にわたり保健所と保健師や病床を減らし、医師や看護師不足を放置してきた結果、医療と公衆衛生が危機に対し、非常に脆弱にされてきたことがあります。
日本の病床数は、政府の使う統計では他国より多く見えますが、比較の仕方をそろえると病床大国論はごまかしであり、感染症対策で重要な集中治療用病床が少ないことは明白です。さらに、医師、看護師の少なさは国際的に見ても異常です。ドイツやフランスに比べ、日本の医師数は3割、看護師数は5割程度で、極めて少なく、せっかくある病床も機能させられず、医療従事者の著しい長時間労働の要因ともなっています。
ところが、政府は、今も公立、公的病院の統廃合計画を保持し、消費税を財源とする病床削減や医師の長時間労働容認など、コロナ前の政策を推進しています。75歳以上の医療費負担2割への引上げによって、75歳以上の20%、約370万人が対象になり、新型コロナによるものと併せ、受診控えが広がり、病院経営にも悪影響を与えます。また、介護保険料などの社会保険料の負担増、年金や生活保護基準の引下げなど、国民負担もますます重くなっています。
新型コロナ感染対策の教訓を生かし、国民の命と健康を守るために3つの請願項目にまとめています。1として、安全・安心の医療・介護・福祉提供体制を確保すること。特にこの中の1つ目として、医師、看護師、医療技術職員、介護職員等の大幅な増員、そして夜勤改善等、勤務環境と処遇改善を求めております。2つ目として、公立、公的病院の再編統合や病床削減方針の見直しを求めています。
大きな2として、保健所の増設など、公衆衛生行政の体制拡充と保健師等の増員、3として、社会保障、社会福祉の国庫負担の増額と75歳以上の医療費の窓口負担2倍化の中止など、国民負担の軽減を意見書として決議するよう求めるものであります。コロナ禍を通じ、安心・安全の医療、介護体制と医療従事者及び介護職員がいかに社会を支えるために重要であるかが確認されております。
また、逆進性の高い消費税の減税、社会保障財源の確保、大企業、富裕層への応能負担など、社会保障の再分配機能を高めるなど、コロナ後の社会を見据えた政策の必要性を求めております。
以上申し述べまして、請願第6号 安全・安心の医療・介護・福祉を確立し国民のいのちと健康を守るための国に対する意見書の採択について、日本共産党議員団を代表し、賛成する立場での討論といたします。
○議長(白石隆夫君) 次に、9番 伊藤敦博議員の発言を許します。
(9番 伊藤敦博君登壇)
◆9番(伊藤敦博君) 議席番号9番 伊藤敦博です。請願第7号に対する賛成討論を行います。
高崎革新懇話会及び高崎平和委員会の皆さんから提出をされました「
土地利用規制法」に基づく注視区域の指定に当たり地元自治体の意見聴取を求める意見書提出について、この請願に対しまして、会派を代表して賛成討論を行います。
本年6月16日、重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律、略称、
土地利用規制法が成立し、来年9月に施行される予定になっていますけれども、その基本方針については来年5月までに政府が策定するということになっております。
この法律の大きな問題は、まず国民の皆さんの多くがこの法律がどういうものかを知らないまま、十分な時間をかけた審議を尽くさずに、コロナ騒ぎに紛れて採択をされてしまったこと、そしてその内容が非常に不鮮明、曖昧で、政府の権限で恣意的に施設や地域を指定したり、個人の財産や行動を制限することが可能になることにあります。
本市では、3つの自衛隊の駐屯地はもとより、交通の要衝である高崎駅などが生活関連施設として重要施設に指定される可能性があります。重要施設に指定されれば、注視区域内の土地建物の所有者や賃貸人は政府に利用状況を報告しなければならなくなり、土地や建物の不動産価値が著しく下落するなど経済活動にも支障を来すことが予想されています。
また、重要施設として機能を阻害する行為、もしくはおそれがあれば、土地の利用中止を勧告、命令でき、従わなければ懲役や罰金を科すとしています。しかし、この中では何が阻害行為に当たるかは政府の判断に委ねられることになっています。戦前には同じように要塞地帯法という法律がありました。これによって、多くの国民が弾圧を受けました。「この世界の片隅に」というアニメーションに、2016年に公開されて御覧になった方もいらっしゃると思いますけれども、主人公の浦野すずという女性が瀬戸内海の景色をスケッチしているということがスパイ行為とみなされ憲兵に逮捕される、そういうシーンが出ていますけれども、こういうことが起こらないというふうに言い切れるでしょうか。
本法律を採択したときの附帯決議においては、先ほど委員長報告にありましたけれども、注視区域及び特別注視区域の指定に当たっては、あらかじめ当該区域に属する地方公共団体の意見を聴取する旨を基本方針に定めることとされています。これがあるから意見書を上げる必要はないのではないかという御意見も頂戴しましたけれども、私はこの附帯決議を誠実に履行させるという意味では、地方公共団体が積極的に声を上げることが非常に重要だというふうに考えています。
2013年の特定秘密保護法を皮切りに、2015年の安保法制、2017年の共謀罪法、いずれも日本が戦争に参加するための法整備が進められており、憲法改正の動きも加速する中で、私は今、市民の皆さんや地方自治体が思考停止に陥ることが非常に危険だというふうに考えています。
改めてこの
土地利用規制法に高崎市民の意見をしっかりと反映させるために御賛同いただきたいことを申し述べまして、賛成討論といたします。
○議長(白石隆夫君) 以上で通告に基づく討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。────討論を終結いたします。
これより採決に入るわけですが、採決については請願ごとに行います。
最初に、請願第5号を起立により採決いたします。
本件に対する委員長の報告は不採択ですので、原案について採決いたします。
請願第5号を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(白石隆夫君) 起立少数です。
よって、請願第5号は不採択と決しました。
次に、請願第6号を起立により採決いたします。
本件に対する委員長の報告は不採択ですので、原案について採決いたします。
請願第6号を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(白石隆夫君) 起立少数です。
よって、請願第6号は不採択と決しました。
次に、請願第7号を起立により採決いたします。
本件に対する委員長の報告は不採択ですので、原案について採決いたします。
請願第7号を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(白石隆夫君) 起立少数です。
よって、請願第7号は不採択と決しました。
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△日程第3 報告第11号 専決処分の報告について
○議長(白石隆夫君) 日程第3、報告第11号 専決処分の報告についてを議題といたします。
当局の説明を求めます。
(
文化財保護課長 角田真也君登壇)
◎
文化財保護課長(角田真也君) ただいま議題となりました報告第11号について御説明申し上げます。
議案書(3)の1ページを御覧ください。本件は、地方自治法第180条第1項の規定により、議会の議決により市長において専決処分することができる事項として指定された権原に基づき専決処分したもので、同条第2項の規定により御報告するものです。
それでは、専決第19号及び第20号につきまして御説明申し上げます。議案につきましては、3ページから9ページまででございます。本件は、いずれも令和3年9月16日午前11時頃に吉井支所駐車場において発生した文化財保護課職員の運転する小型貨物自動車が駐車中の車両3台に接触した事故に係るもので、そのうち2台の車両所有者と和解し、損害賠償を行うというものでございます。和解事項につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。損害賠償の額は94万929円及び16万7,948円です。
以上、専決第19号及び第20号の説明とさせていただきます。
○議長(白石隆夫君) 当局の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。
以上で報告第11号を終わります。
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△日程第4 議案第135号 交通事故による損害賠償に関する和解及びその損害賠償の額を定めることについて
○議長(白石隆夫君) 日程第4、議案第135号 交通事故による損害賠償に関する和解及びその損害賠償の額を定めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
(教育部長 小見幸雄君登壇)
◎教育部長(小見幸雄君) ただいま議題となりました議案第135号 交通事故による損害賠償に関する和解及びその損害賠償の額を定めることについての提案理由を御説明申し上げます。
議案書(3)の11ページを御覧ください。本案は、令和3年9月16日午前11時頃発生した交通事故による損害賠償に関する和解及びその損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により議会の御議決をお願いするものでございます。
それでは、事故の状況について御説明いたします。この事故は、令和3年9月16日午前11時頃、吉井支所駐車場において文化財保護課職員が公用車を駐車する際にシフト操作を誤り、このため発進してしまった当該車両が駐車中の車両に接触し、破損させたものです。和解事項といたしましては、高崎市長を甲、車両所有者を乙とし、損害賠償として甲は乙に対し、車両修理費64万475円、台車費用53万9,200円の合計117万9,675円を支払うというものでございます。また、甲及び乙は、本件について今後いかなる事情が生じても一切異議請求の申立てをしないというものでございます。なお、この賠償金は全額保険会社から支払われるものであることを申し添えます。
事故発生後、職員には交通安全を徹底し、運転には細心の注意を払うよう指導しているところでございます。今後とも交通事故の重大性を認識し、より一層安全運転に対する自覚を高め、事故防止に努めてまいります。
以上、議案第135号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(白石隆夫君) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(白石隆夫君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。ありませんか。────討論を終結いたします。
これより議案第135号を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(白石隆夫君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第135号は原案のとおり可決されました。
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△日程第5 議案第136号
人権擁護委員候補者の推薦について
○議長(白石隆夫君) 日程第5、議案第136号
人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
(副市長 兵藤公保君登壇)
◎副市長(兵藤公保君) ただいま議題となりました議案第136号
人権擁護委員候補者の推薦について提案理由の御説明を申し上げます。
議案書(3)、13ページをお開きいただきたいと存じます。本案は、令和4年3月31日をもって任期満了となります人権擁護委員、原田昌一さんを再び
人権擁護委員候補者として推薦いたしたく、議会の御同意をお願いするものでございます。
原田昌一さんは、高崎市倉渕町川浦にお住まいで、70歳でございます。昭和49年3月に、東北学院大学電気工学科を卒業後、同年4月に
太陽誘電株式会社に入社され、平成24年3月まで同社に勤められました。また、これまでの間、川浦小学校PTA会長、倉渕地域審議会委員を務められるなど、地域における活動に幅広く御尽力いただいており、平成25年4月より人権擁護委員を務められております。
以上、御紹介を申し上げました原田昌一さんは、人権擁護委員として人格・識見とも適任であると思われますので、推薦につきまして、よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(白石隆夫君) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(白石隆夫君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。ありませんか。────討論を終結いたします。
これより議案第136号を採決いたします。
本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(白石隆夫君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第136号は同意することに決しました。
────────────────────────────────────────────
△市長挨拶
○議長(白石隆夫君) 以上で本日の日程及び今期定例会に付議された案件の審議は全て終了いたしました。
この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。
(市長 富岡賢治君登壇)
◎市長(富岡賢治君) 令和3年第5回高崎市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。
本定例会におきましては、報告2件、承認5件、令和3年度高崎市
一般会計補正予算をはじめ、公の施設の指定管理者の指定、
人権擁護委員候補者の推薦など議案18件を上程させていただきましたところ、議員の皆様には熱心な御審議の上、御議決、御同意を賜りまして、誠にありがとうございました。この場をお借りいたしまして、心から厚くお礼を申し上げる次第でございます。
また、一般質問、各常任委員会におきましては、皆様方から多くの貴重な御意見や御指摘を頂きましたので、今後の市政運営に適切に反映させてまいりたいと考えております。
皆様方には、15日間本当に御苦労さまでございました。重ねて心から厚くお礼を申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、お礼の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
────────────────────────────────────────────
△閉会
○議長(白石隆夫君) これにて令和3年第5回高崎市議会定例会を閉会いたします。
午後 2時02分閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
令和3年12月14日
高崎市議会 議 長 白 石 隆 夫
副 議 長 片 貝 喜 一 郎
議 員 依 田 好 明
議 員 高 橋 美 奈 雄...